日本で生活していると、突然こうなります。
- 夜に39℃の熱
- 子どもが転んで出血
- 強い腹痛
- 妊娠が分かった
- パニック発作が起きた
そのとき多くの外国人が感じるのは、「どうすればいいのかわからない」です。
この記事では、実際のケースをもとに具体的な行動方法をまとめました。
目次
1. まず知っておくべき日本の医療の仕組み
ケース① 高熱が出た(平日昼)
韓国出身のGさん。平日午後2時、38.8℃の発熱。
- 近所の「内科クリニック」へ
- 保険証提示
- 診察+薬代 合計 8,500円
- 支払い 2,550円(保険適用)
ポイント:日本では「まず小さな病院(クリニック)」が基本です。
ケース② 夜23時に高熱
タイ出身のHさん。夜23時、39℃の熱。近所の病院は閉まっていました。
行動:
- スマホで「休日 夜間 病院 ○○市」を検索
- 市の夜間急病センターを発見
- 受診(救急車を呼ばずに対応)
支払い:約4,000円(保険適用)
夜・休日のポイント:
- 各市町村に夜間診療所(夜間急病センター)があることが多い
- 救急車を呼ばなくても受診できる
- 市役所HPや自治体の案内で確認できる
2. 救急車を呼ぶべきか?
ケース③ 強い胸の痛み
ブラジル出身のIさん。胸が締めつけられる痛みで、119へ電話。
オペレーターはゆっくり確認しました:
- 意識はありますか?
- 呼吸はできますか?
救急搬送 → 心筋炎と診断。
救急車は無料。ただし入院費などは保険適用で30%負担が基本です。
ポイント:命に関わる症状は迷わず119。
迷ったとき
地域によっては「#7119」(救急相談窓口)が利用できます。
3. 子どもが病気になったら?
ケース④ 子どもが夜に嘔吐
フィリピン出身のJさん。3歳の子どもが夜に嘔吐。
行動:
- #8000(小児救急相談)に電話
- 看護師が受診の必要性や対処法を案内
- 翌朝、小児科へ
診察費:約2,000円(自治体によっては子ども医療費助成あり)
ポイント:子どもの医療費は自治体によって無料〜少額の地域があります。
4. 言語問題のリアルな場面と対策
ケース⑤ 痛みの説明ができない
中国出身のKさん。「お腹が痛い」と言ったが、医師にこう聞かれました。
- どこが痛いですか?(上腹部?右下?)
- 鈍い痛み?鋭い痛み?
- いつから?
うまく説明できず、検査が増えて不安になりました。
解決方法:
- 痛い場所を指差す
- 「いつから」「どのくらい痛い」をメモに書く
- 痛みの強さを10段階で書く(例:7/10)
英語メモ例:
- Since yesterday 10pm
- Sharp pain
- Pain level 7/10
5. 妊娠・出産の場合
ケース⑥ 妊娠が分かった
ベトナム出身のLさん。妊娠検査薬が陽性 → 産婦人科へ。
初診費用:約6,000〜10,000円(妊娠関連は基本的に保険適用外のケースが多い)
その後、市役所で母子手帳をもらい、検診補助券が使えるようになりました。
出産費用の目安:約50万円前後
ただし、出産育児一時金(約50万円)があるため、自己負担が少ない場合もあります。
6. メンタルヘルス(心療内科・精神科)
ケース⑦ パニック発作
ネパール出身のMさん。急に動悸と息苦しさ。
救急へ → 重大な異常なし。その後、心療内科へ。
診察+薬代:約3,000円(保険適用)
ポイント:日本では心療内科・精神科も保険適用で受診できます。
7. 支払いトラブルを防ぐ(高額になった場合)
ケース⑧ 高額請求に驚く
手術後、請求額が350,000円になり驚いたケース。
しかし「高額療養費制度」を申請し、自己負担が上限内に調整されました。
ポイント:長期入院や手術が予想される場合は、事前に「限度額適用認定証」を申請すると安心です。
8. よくある疑問
Q1. 英語は通じますか?
都市部では対応可能な病院も増えています。検索例:
- English speaking clinic Tokyo
- 外国人対応 病院 大阪
Q2. 支払いは現金だけですか?
現金が多いですが、最近はクレジットカード対応の病院も増えています。心配なら事前に確認しましょう。
Q3. 処方箋(薬)の流れは?
- 病院で診察
- 処方箋をもらう
- 薬局で薬を受け取る
9. 外国人向け「事前準備リスト」
- 保険証を常に持つ
- パスポートコピー(またはスマホ保存)
- アレルギー情報
- 服用中の薬の名前(リスト)
- 緊急連絡先
- 症状メモ(英語でもOK)
まとめ
日本の医療は:
- 保険制度が強い
- 救急車が無料
- 医療水準が高い
しかし、予約方法、夜間対応、紹介状制度、言語の壁を知らないと不安になります。
事前に知っていれば、日本の医療はとても安心です。
あなたとあなたの家族が、安全で健康な日本生活を送れることを願っています。