日本の未来を動かす“次の稼げる分野”が明らかに。AI・半導体・バイオなど17分野で政府が本気モード。あなたのビジネス、どこで勝負する?

目次
政府が描く“次の稼げる分野”とは
現在、高市早苗首相率いる政権は、国家の成長エンジンを再度立ち上げるべく、特に「供給力強化」「戦略投資」「成長分野の重点化」をキーワードに据えています。
第1回の「日本成長戦略本部」会合では、「危機管理投資」を成長戦略の要と位置付け、17の戦略分野を選定し、官民一体で重点投資を行う方針が示されました。
つまり、「次に政府が支援/注目する市場」が明確に動き始めているということです。https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251103-OYT1T50137/
なぜ今、この戦略か
国内外を取り巻く経済環境が大きく変化しています。物価上昇、円安進行、世界的な供給網の混乱などが背景です。
このため、従来型の「消費刺激+低金利」だけでは成長を維持しづらいという認識があります。
高市政権は「供給側の力」こそ次の成長の鍵と捉え、先を見据えた投資を“危機管理”の観点からも推進しています。
この流れの中で、ビジネスを営む私たちにも“どこで戦うか”という問いが突きつけられています。
17分野の成長戦略を読み解く
では、具体的に政府が「次を狙う」とする17分野にはどんなものがあるのか。事業・副業・投資という観点から読み解きます。
報道によれば、17分野には以下のような分野が含まれています。
政府の重点17分野と想定担当閣僚(仮想案)
以下は、高市早苗首相が発足させた「日本成長戦略本部」における重点17分野と、報道・省庁所掌をもとにした想定担当閣僚の一覧です。確定情報と推定情報をあわせて掲載しています。
| No | 成長戦略分野 | 主な担当省庁/想定担当閣僚 | 補足・狙い |
|---|---|---|---|
| 1 | 人工知能(AI) | 経済産業省/赤澤 亮正 経済産業大臣(確定報道) | 国家AI戦略の推進、生成AIと産業活用の統括 |
| 2 | 半導体 | 経済産業省/赤澤 亮正 経済産業大臣(確定報道) | 国内半導体供給網の強化、TSMC熊本第2工場支援など |
| 3 | 量子技術 | 内閣府 科学技術政策担当/小野田 大臣(確定報道) | 量子コンピューティング・通信暗号の国家基盤化 |
| 4 | フュージョンエネルギー(核融合) | 経産省+文科省連携/小野田 大臣(想定) | 脱炭素エネルギー・次世代原子力研究の拡大 |
| 5 | 造船・海運 | 国土交通省/金子 恭之 国交大臣(確定報道) | 造船業再興・海上安全保障強化・グリーン燃料転換 |
| 6 | 航空・宇宙産業 | 文部科学省+経産省連携/小野田 大臣(想定) | JAXA民間連携・衛星通信・宇宙輸送産業の民間拡大 |
| 7 | 合成生物学/バイオテクノロジー | 厚生労働省+農林水産省連携/鈴木 憲和 農水大臣(想定) | 医療・食料・環境分野のバイオ応用強化 |
| 8 | デジタル・サイバーセキュリティ | デジタル庁/松本 尚 デジタル大臣(確定報道) | 政府・企業のサイバー防衛とマイナンバー統合政策 |
| 9 | コンテンツ・クリエイティブ産業 | 経済産業省/赤澤 亮正 経産相(想定) | アニメ・ゲーム・音楽などIP輸出強化、クールジャパン再構築 |
| 10 | フードテック | 農林水産省/鈴木 憲和 農水大臣(確定報道) | 食品ロス削減・代替肉・AI調理技術など新市場育成 |
| 11 | 資源・エネルギー安全保障・GX | 経産省+環境省連携/西村 明宏 環境大臣(想定) | 脱炭素とエネルギー安保を両立する国家戦略 |
| 12 | 防災・国土強靱化 | 国土交通省/金子 恭之 国交大臣(想定) | 災害対応インフラ・再生可能エネルギー拠点整備 |
| 13 | 創薬・先端医療 | 厚生労働省/武見 敬三 厚労大臣(想定) | 国産ワクチン・創薬基盤・AI医療支援など推進 |
| 14 | マテリアル(重要鉱物・部素材) | 経済産業省/赤澤 亮正 経産相(想定) | 供給網リスク対策・レアメタル国内確保政策 |
| 15 | 防衛産業 | 防衛省/小泉 進次郎 防衛大臣(確定報道) | 国内防衛装備生産の再構築・国際共同開発拡大 |
| 16 | 情報通信/通信インフラ | 総務省/林 芳正 総務大臣(確定報道) | 6G・衛星通信網・地方通信インフラ整備 |
| 17 | 海洋関連(海洋技術・資源開発) | 内閣府 領土・海洋政策担当/赤間 二郎 大臣(確定報道) | 海洋資源・環境技術・離島支援政策の強化 |
注記: 本一覧は2025年11月時点の報道および各省庁の所掌をもとに構成した仮想案です。今後の正式発表により、担当閣僚が変更または追加される可能性があります。
…その他、分野横断的な人材育成・制度改革も含まれます。
あなたのビジネス/副業機会を探すヒント
この17分野をビジネス視点で捉えると、以下のような“参入の入口”が考えられます。
- 自身が現在扱っている物販・コンテンツ・ネットサービスで、この成長分野に関連づけられないか検討する。
例えば「AI活用ツール」「セキュリティ関連のサービス」「フードテック商品」「地方から海洋資源・環境サービス」など。 - 既存のビジネスに「17分野キーワード」を掛け合わせて“次の波”を捉える。
例:中古品・物販で培ってきた物流・仕入れ・ECノウハウを、サプライチェーン改善/持続可能素材/リサイクル事業といった分野に展開する。 - 官民投資が増える分野なので、「補助金・助成金」「規制緩和」「先行モデル展開」の波を早期に掴むこと。
政府発表をウォッチしておく。 - 地方出身・地域ビジネスの経験があるなら、「地方×成長分野」の掛け合わせも視野に。
例:地方での量子・バイオ・海洋産業の基地化、地域のデジタル化支援、地方発のコンテンツ発信など。

警戒すべき点と戦略設計のポイント
ただし、「政府が言っているから儲かる」という単純な思考ではリスクがあります。戦略的に動くには次のポイントを押さえましょう。
見える化・予見可能性
政府は「複数年度にわたる予算措置」「担当大臣指名」「ロードマップ策定」など、投資の“予見可能性”を高める仕組みを打ち出しています。
自分のビジネスも「3年/5年スパン」で計画できるように、戦略を描くことが重要です。
自社・自分の強みとの照合
成長分野に飛びつくだけではなく、自分・自社が「どのユニークな強みを持つか」「その分野でどの役割を果たすか」を考えることが肝要です。
例:物販・物流に強みがあるなら、「AIを使った物流効率化サービス」「持続可能素材の物販ルート」などが考えられます。
競争とスピードの意識
成長分野は多くの参入が期待されるため、競争も激しいです。政府支援があっても“早期に仕込む”こと、そして“差別化”を図ることが求められます。
また、政策リスク(予算が変わる/規制が遅れる)も考慮して、柔軟なビジネスモデルを持つことが望ましいです。
実践ステップ ― あなたのビジネスに活かすために
ここでは、具体的に「次の稼げる分野」に対してビジネスを仕掛けるための3ステップをご紹介します。
ステップ1:分野マッピング
まず、17分野の中から自身に親和性のあるものを3つピックアップしましょう。
例:① AI・半導体/② サイバーセキュリティ/③ フードテック
それぞれについて、今自分のビジネスとどう結びつけられるか、シンプルにメモします。
ステップ2:リサーチと仮説設定
- 各分野の市場規模・成長予測を調査する。
- 政府支援・補助金・規制緩和の動きをチェックする。
- 自分の強み(物流、EC、コンテンツ、人材)をどう使えるか仮説化する。
- 3~5年後のビジネスモデルを描く。
ステップ3:実行・検証モデル構築
- 小規模でも「実験モデル」を立ち上げて、反応を確認する。
- KPI(売上・顧客・コスト)を設定し、仮説の検証サイクルを回す。
- 政策・補助金の申請、分野の協力企業・自治体との連携も検討する。
- 成果が見えてきたらスケールアップし、時には方向転換も視野に入れる。
まとめ
政府が「次の稼げる分野」として打ち出した17の成長戦略分野は、私たちビジネスパーソンにとっても「参入のヒント」であり「早期参画のチャンス」です。
ただし、ただ数字を追うだけではなく、自分の強みと掛け合わせ、競争優位をどう作るかが鍵。政策支援の波を捉えつつ、長期視点で動けるかが勝敗を分けるでしょう。
あなたのビジネスは、どこで、どう戦いますか?今こそ、分野を選び、動き出す時です。