朝6時、スマホのアラームで目が覚める。 まだ眠い体を引きずりながら、朝食の準備、子どもの支度、保育園や学校の送り出し。
そのまま仕事へ向かい、職場では上司と部下に挟まれ、責任ばかりが積み重なる。 夜はクタクタになって帰宅し、待っているのは夕食、洗濯、明日の準備。
さらに最近は、実家の親の体調が気になり始めた――。
「なんでこんなに毎日がしんどいんだろう」
そう感じている30〜40代の人は、決してあなただけではありません。 この世代は今、仕事・育児・介護という“三重苦”を同時に背負う世代になっているのです。
目次
30〜40代は「人生で最も負荷がかかる時期」
30〜40代は、人生の中でも最も役割が多く、責任が重なる時期です。
- 会社では「中堅」「管理職予備軍」
- 家庭では「親」としての役割
- 実家では「親を支える側」
例えるなら、30〜40代は「3つの現場を同時にフルタイムで掛け持ちしている状態」です。
どれか1つだけでも大変なのに、それを同時進行している――。 しんどくならないほうが不思議なのです。
第一の苦しさ:仕事のプレッシャーが最高潮になる
20代の頃は「がむしゃらに頑張る時期」だった仕事。 しかし30〜40代になると、立場が一気に変わります。
● 上からは「結果」を求められ
● 下からは「指導」を求められる
まるで、上下から同時にロープで引っ張られる綱渡りのような状態です。
成果が出なければ責任を問われ、 部下が失敗すればフォローに回り、 それでも給料は劇的には増えない――。
「こんなに責任が増えたのに、報われている気がしない」 これが30〜40代のリアルな本音です。
第二の苦しさ:育児が「体力的にも精神的にも限界」に近づく
子どもが小さいうちは睡眠不足、 成長すれば思春期の心配、反抗期の悩み、進路の不安。
育児は、フェーズが変わるだけで「楽になる時期がほとんどないマラソン」です。
例え話:ゴールの見えないマラソン
20代でスタートラインに立ち、 30代で中盤、 40代で後半――
「もうすぐゴールかな?」と思っても、 実際はまだまだ先が続く。
しかも水分補給もできないほど、毎日が忙しい。
それが、今の子育て世代です。
第三の苦しさ:突然始まる「親の老い」と介護不安
30代後半から40代にかけて、誰もが直面するのが「親の変化」です。
- 足腰が弱くなる
- 物忘れが増える
- 通院が増える
まだ介護が始まっていなくても、
「この先、自分が支えることになるんだろうな」
という“予告された不安”が、心に重くのしかかります。
これは、目に見えないストレスとして、確実に蓄積していきます。
心が一番削られるのは「誰にも弱音を吐けないこと」
30〜40代は、職場でも家庭でも「頼られる側」に回る時期です。
- 上司には弱音を吐けない
- 部下の前では強くいなければならない
- 子どもの前では不安を見せられない
- 親の前では心配をかけられない
その結果、弱音を吐く場所が、どこにもなくなってしまうのです。
これは、心の中に「重たい荷物」を誰にも渡せず、 ずっと自分一人で持ち続けているようなもの。
しんどくならないほうが無理なのです。
「自分の人生」が後回しになる世代
30〜40代になると、多くの人がこう感じます。
「自分のために使える時間が、ほとんどない」
- 若い頃に夢見ていたこと
- やりたかった趣味
- 何も考えずに休む時間
それらはすべて、 仕事・家族・親のために“後回し”にされ続けるのです。
気づけば、
「自分は何のために生きてるんだっけ?」
そんな問いが、ふと心に浮かぶこともあります。
それでも30〜40代が「折れずに生きている」理由
ここまで読むと、30〜40代は苦しさしかないように思えるかもしれません。 それでも、多くの人が踏ん張って生きています。
なぜなら――
- 守りたい家族がいるから
- 支えたい子どもがいるから
- 見捨てられない親がいるから
この世代は、誰かの人生の“土台”になっている世代なのです。
だからこそ、つらくても逃げられず、 苦しくても歯を食いしばってしまいます。
30〜40代が「自分を取り戻す」ためにできること
① 頑張りすぎている自分を認める
まず必要なのは、「自分はもう十分頑張っている」と認めることです。
② 誰かに弱音を吐く
完璧である必要はありません。 愚痴でも不安でも、言葉にするだけで心は少し軽くなります。
③ 1日10分、「自分のためだけの時間」を確保する
コーヒーを飲む、空を見る、スマホで動画を見る―― どんな些細な時間でも「自分を取り戻す時間」になります。
まとめ:30〜40代がしんどいのは「あなたが弱いから」ではない
30〜40代がしんどいのは、 あなたの気合が足りないからでも、能力が低いからでもありません。
単純に、背負っている“役割”が多すぎるのです。
仕事・育児・介護。 この三重苦を同時に背負える世代は、他にほとんど存在しません。
だからこそ、
「疲れて当たり前」 「しんどくて当然」 「投げ出したくなる日があっても普通」
そう、自分に言ってあげてください。
あなたは今、人生で最も重たい時期を、必死に生き抜いているのですから。
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